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生きづらさを抱える若者の社会参加を考えるin新潟 アンケート結果
日時
2014年2月1日(土)
会場
新潟日報メディアシップ 2F 日報ホール
【第一部 講義】
講師
梅永 雄二 氏 宇都宮大学 教育学部 教授
志賀 利一 氏 国立のぞみ園 企画研究部研究課 研究課長
【第二部 シンポジウム】
プレゼンター
遠藤 太郎 氏 新潟大学医学部 精神医学教室 講師
丸山 高志 氏 就労移行支援事業所ワーキングサポートセンター「スタンバイ」
コーディネーター
有川 宏幸 氏 新潟大学 教育学部 准教授
シンポジニスト
梅永雄二氏・志賀利一氏・遠藤太郎氏・丸山高志氏
指定討論者
後藤 雅博 氏 医療法人恵生会 南浜病院 院長
参加申込者数
146名
アンケート回収数
112枚(回収率 76.7%)
1.所属についてお尋ねします。
福祉…67人
教育…23人
労働…2人
企業…5人
行政…9人
未記入…1人
その他…9人
(支援団体、医療、NPO、支援相談、NPO法人でのボランティア、若者サポート、NPOの支援)
2.本講演会の情報をどこでお知りになりましたか。
案内チラシ…29人
知人から…14人
職場から…65人
その他…7人
未記入…1人
(オーティズム2人、行政からのメール2人、支援団体、主催団体、NPOより)
3.講座および発表の内容についてお尋ねします。
①講座Ⅰ「発達障がいのある人の就労支援講座」講師:梅永雄二氏
大いに満足した…76人
満足した…37人
普通…3人
やや不満…0人
不満…0人
②講座Ⅱ「発達障害の就労支援—障害福祉の立場から—」講師:志賀利一氏
大いに満足した…35人
満足した…54人
普通…24人
やや不満…3人
不満…0人
③発表①「発達障害の臨床」遠藤太郎氏
大いに満足した…31人
満足した…63人
普通…17人
やや不満…3人
不満…0人
④発表②「スタンバイの就労移行支援」丸山高志氏
大いに満足した…39人
満足した…49人
普通…22人
やや不満…2人
不満…0人
⑤パネルディスカッション
大いに満足した…30人
満足した…43人
普通…22人
やや不満…5人
不満…0人
4.今回のセミナーで印象に残ったことをご記入ください。
【福祉】
教員時代からSSTを学んできたが、盲信に近いものでなかったか?と考えさせられた。今、私が所属している施設の利用者にもLSTが必要だろうという考えに至った。今日はLSTと丸山さんの実践の方法が学ばせていただいた点です。また、シンポジュームは、講演だけでは把握しきれなかった深い所が理解できて有益だった
本人の障がいにばかり目を向けるのではなく、その人が生きていきやすい環境を支援者側が整えていく必要があると再認識しました。ありがとうございました。
発達障がい者の就労の現場で支援をしています。一人一人特性が違うことを関わりながら勉強しているところです。本日参加させていただき、生きづらさ、合理的配慮について考えさせられました。「事件は現場で起きている」、まさにその通りと思います。今後の支援の目標が見えたように思います。周りの人の関わりを変えていき、就労がスムーズになったという事を私自身も現場で感じております。本日は大変、勉強させていただいたと思いました。ありがとうございました。
重度の知的の就労支援講座をして欲しい。
普段、施設で発達障害の若者を数人見てる中で、先生方の話にあったように本当にひとりひとり個性があり、その良い面を伸ばしていけたらと思い接しています。社会ではなかなか理解してもらえない彼らですが、少しでも生きやすい世の中になって欲しいと周囲との調整が出来ればと思います。
「発達障害者の就労支援ー障害福祉の立場からー」のパワーポイントの内容が全て欲しかったです。「パネルディスカッション」の時間が少し長く感じました。「スタンバイの就労移行支援」の時間を長くして欲しかったです。
ライフスキルについて、発達障害に限らず、知的障害の方にも、学んでもらうべき内容であり、今後の支援に活用したい。 職員においても、発達を疑わしき方がいるが、他の職員でこの講義の内容を持ち帰り、全体で支えたい。
今回の講座に参加し、改めて自分のことを考えさせられました。自分の価値観を知らずに押しつけてしまいがちであったのではないかというようにも気付かされました。最新の情報を得ながら、目の前にいる一人一人に向き合っていきたいと思いました。良い講座をありがとうございました。
利用者様のスキルを見える化する事で、本人も認識し、今後の方向性を指す事ができます。それにより、モチベーションの向上につながり、より効率よく就職する事ができると感じました。見える化を参考にして、支援の方法を考えていきたいと思います。
SSTからLSTが最も重要であることは、たしかに生きていくうえで大事なことだと改めて認識しました。 最低賃金法違反が虐待にあたることが今回初めて知り、実は驚きました。
「発達障がいのある人の就労支援講座」では最後の「発達障がいの人を変えようとしすぎてないか?」という言葉が、自身の支援の反省につながりました。できないことをできるようにすることが支援ではなく、できない部分をできることで、カバーできるような支援をめざしたい。「発達障害者の就労支援ー障害福祉の立場からー」は障がい者の「就労」を考える上で、障がいがあるがゆえに侵害されている労働者としての権利を守ることの重要性を学ぶことができた。「発達障害の臨床」は新しい診断基準を学ぶことができた。医療とその他の支援機関の連携、役割分担の必要性を再確認できた。「スタンバイの就労移行支援」は具体的な評価軸が参考になった。それにより、就職するための個人個人の目標設定と、それに向けてのレシピの提供を移行支援ではなくてはいけないと再確認した。シンポ指定討論第一線の先生が、これだけおそろいになって、聞ける機会はなかなかないため、大変勉強になりました。
梅永教授の"ソーシャルスキルよりライフスキル"が印象的でした。私も同じようなことを感じていたため、凄く興味深かったです。具体的な話がわかりやすくおもしろかった。
当事者の個別のニーズ・個別の環境をいかにアセスメントし、本人がどんな生活・仕事をしたいのかに応じて、柔軟な支援が必要と感じた。すごく勉強になりました。ありがとうございました。
先生方もおっしゃっていたように、現場・臨床が大切だと思いました。それと同時に、いつまでも古い概念・価値観の中でいないで、こういったセミナーで勉強し、専門としての知識を取り入れていかないといけないと思いました。利用者に対して、責任をヒシヒシと感じ、胃が痛いくらいです。
知的障がい者の就労支援を行っていますが、生きづらさという点で重なることは多く、とても参考になりました。
自分達の支援以外を知れたのは、本当に良かった。最後の後藤先生のEH・エリクソンの話は、自分の為・利用者の為に参考になりました。
パネルディスカッションの後半、おもしろかったです。素晴らしい会場でしたし、良い研修でした。テーマは幅広く様々な切り口がありましたが、印象的なお話やことばがありました。大変ありがとうございました。
現在、就労事業所で勤務しています。これまで発達障がいについての研修に多く参加してきましたが、今回改めて発達障がい者を変えるのではなく、周りの環境や権利の尊重が大切であることを学べました。私の立場では、職場に戻り改善させていくことは難しいですが、「相手への思いやり」を忘れずに対象者と接していきたいと思います。
個別のアセスメントの必要性がよく分かった。構造化の必要性が多く言われているが、どう提示すればいいのかいまいち分からない。構造化のアイデア研修を組んでほしい。
「Social Skills≠対人関係スキル」という言葉が印象に残りました。Social Skills=生きていくためのスキルとなると、もっとわかりやすいんだろうなと思います。ありがとうございました。
ライフスキル、非常に大事な視点だと思いました。 当事者を取り巻く環境において、すべての観点でライフスキルを考えていく必要性を、これからの支援には不可欠なのでは? と感じます。 充実した講座でした。楽しかったですありがとうございました。
梅永先生のお話は具体例が多く、かみくだいた説明が大変わかりやすかったです。とても勉強になりました。ありがとうございました。
次回は南浜病院長の後藤雅博先生の講座を聞きたいです。実行委員会の皆様ありがとうございました。大変参考になりました。2回目も期待しています。
以前施設でSSTをやっていました。最近発達障害の方の利用が急に増え、SSTが対応しにくい感じを受けていました。理由がハッキリでき良かったです。発達障害の人だけではないのでスタンバイさんのやり方を行うのにはまだ意識の改革が必要ですが…。障害者雇用はすすんでいますが、障害理解はまだまだです。
できないことはできない、できなければ支援を受ければ良い。できないことをできるようにしようと、無理に支援しようとしていたところがあったかもしれないと気付かされました。
丸山先生のKAIZENを福祉に導入したことはとても大きな結果をもたらし、他の指針になると思います。
「スタンバイの就労移行支援」について、人それぞれの価値観があってあたりまえ!やや個の価値観の押し付けが強く、この支援方法が合う方と合わずに悪い状態にもなりかねないと思いますが、統一したプログラムでの支援は危険? 指定討論→テーマがずれていませんか?
(DSMにて)自閉症の疾患概念の変化等の流れが解りやすく表示してあって理解しやすかった。臨床現場からの話を聴けて興味深かった。
パネルディスカッションは、本当によかった。時間をもっととって欲しかった。
アセスメント—やったことがないから出来ないのか、特性により出来ないのか、個別に細かく見ていくことが大切だと良くわかりました。
発達障害の人への支援方法を知ることが出来た。ライフスキルの重要性、構造化。
権利擁護の観点より、とても良い切り口で各氏よりさまざまな話を聞くことが出来てよかった。
発達障がいの方の就労支援を行うにあたり、認識を改めなければならない点に多々気づくことができました。
発達障害の人は、常識がないから生きづらい。 成人期の必要なスキルは、SSTからLSTの方が必要である。 大人になって幸せになれるよう支援することを考えて行きたい。 とても良い勉強になりました。ありがとうございました。
受診同行で遠藤Drと面識あり、患者への対応詳細を聴き素晴らしいと感動した。Drから支援者側との連携大切との言葉、本当にありがたく思う。このまま、今後もご活躍いただきたい。梅永先生のご講義とても分かりやすく、スッキリした。
生きづらさと生きにくさ・社会参加、考えさせられました
生活していく上でライフスキルの大切さを感じました。家族の方々と協力して、高められたらよいと考えています。
社会参加とはどうゆうことか?年代や個別の価値観、ニーズによって色々な考えがあると知りました。支援者からの一方的な押しつけではなく、一人一人の願いやニーズの視点に立ち、何が必要かを考えることが原点だと思います。生きづらさから生きやすさに変わった時に、社会参加の可能性が広がると感じます。
押しつけではなく、いかにその人のニーズを理解するか時代と共に考え方、価値観の変化はありますが、支援者として常に考えていかなくてはならないと感じました。
【教育】
深いと感じました。梅永先生の話が最高でした。最後の後藤先生の話も、とても良かったです。
社会の変化と、障がいの理解(本人、保護者、地域)の現実的な講座について、出会いがなく、何かと、中央(東京etc)に出て学ことがほとんどでした。教員対象の講座が多い中、幅広い支援者に向けてのお話や情報を提供していただき、質の高い研修を受けることができました。地元の実態も、参加者のささやきから(お昼や、講座感想から)聞くことができました。長時間という負担はなく、有意義な時間でした。
講座1 梅永先生の発達障がいの人を変えようとせずに周囲の環境を彼らに合わせた「合理的な配慮」のサポートが必要であることを学びました。スタンバイの丸山さんのPDCAを導入して個人別評価をし、科学的に対応することで教育訓練されていることがとても参考になりました。現在、特別支援学校高等部にアスペルガーの生徒が入学し、就労に向けてどんな教育をしたらいいのかわからなかったので大変参考になりました。
勉強になりました。後藤先生のお話をもっと聞きたかったです。ありがとうございました。
学校教育で個別教育の明らか、かつ、具体性のある課題を訓練する必要性を感じた。(課題認識) 具体的であることや客観的であることが支援する場において重要だと再認識することができた。
どうしても教育現場では、SSTや集団に対する指導を意識している状態である。ライフスキルにも焦点を当てていかねばと感じました。
SSTよりLST。 労働の意味を考える。 社会性は経済性の上にある。 当校は小・中不登校を経て、高等部に入学してくる子が多い。 そういう人にはSSTも必要。 でも、出すにはLSTも必要・・・。時間が足りない!!
色々なことを考えさせられる機会を頂きました。 また参加します。
様々な人が生きている"社会"の一員としてできることを地道にやっていきたいと思います。今、事件が起きている現場で、ライフスキルを教えること、それが私の仕事です。丸一日、ありがとうございました。(寄宿舎指導員)
障がいをあるものとしてサポート体制を充実させる立場から積極的に克服していこうという立場まで、まさに百人百様の当事者には、自分に合った支援を選んでいくことが課題だと思いました。困難さを感じた時、まずどこに相談し、どこでどうコーディネートして自分に合った支援を求めていけるのか、そのルートも広げていただければと思いました。
スタンバイのカリキュラム、すばらしいですね。
ライフスキルについて考えながら成長期になった子どもの姿を想像しながら日々接していこうと思いました。ぜいたくな講師の方々による講座ですばらしかったですが、タイトなスケジュールでとてもきつかったです。もう少しゆとりをもって構成をお考えください。せっかくのお話が頭に入らなくなってきました(汗)
現場でがんばりたい。
そこにむけて・・・小・中でどんな力をつければいいのか、しっかり考えていこうと思いました。
【労働】
「SSTよりLST」という言葉が印象に残りました。当人と企業・社会の間の溝をどのように埋めていったらよいのか、誰が埋めていくのかを、いい加減にハッキリと定めていけるとよいと思います。
【企業】
職場全体の理解を得る為の勉強会を行いたいと思いました。発達障がいに対する理解がないまま現場に入る事で、本人も周りも混乱が生じるので、受け入れ現場の環境を整える必要を感じました。
【行政】
障害を特性ととらえ、克服することではなく、生活をする上でよりよく生活できるために何が必要なのか、考える必要があると理解できました。「SSTではなくライフスキル」を学ぶということを教育の中で考えていかなければいけないと思いました。
非常に濃厚な1日でした。各先生方から専門の立場でお話いただき、大変参考になりました。福祉・医療の関係者であれば基本的なことはわかりますが、就労先の企業等へ発達障がい(精神・知的も)をどう理解してもらうか、具体的にどう配慮や構造化をしてもらうのかということが今後就労支援を進める上での課題だと思います。
とてもよい環境での講座でした。ありがとうございました。
丸山先生のお話がすばらしかった。保育力の高さが様々な子どもをカバーできるようにビジネス、経営戦略力の高さが、様々な大人をカバーできるのだなと感じた。どちらにもそれが障害かどうかはまず第一の視点ではないと感じた。
【その他】
自立支援法と小規模事業所等の歴史的経緯が理解できた。LSTは我々は重要に思うが、当事者は職業トレーニングがやはり主で、LSTは付随的なものと思っているのでは?全体的にどう教育していくか難しいと感じた。
先生方みなさんがSST→LSTと言う考えが大変参考になりました。支援している立場として個別支援のためのアセスメントの充実、見直しをしていきたいと考えています。その人にあった人生目標を持ってそのためのプロセスに向けて支援者が伝えることにより、つづけ続けることが上達につながると言うことが自信と自立につながる。支援者も続けていくことが重要なことだと思いました。
後藤先生のお話をもっと伺いたいと思いました。
全く違った観点なのですが、発達障害の人は、閉そく的な時代を変える人たちではないかと思っています。今、支援をしている人、今の世代のあり方に風穴をあけるのではないのでしょうか!出来るだけ寄りそって共に苦しみ、叫び、一緒に何で!と考えると違う生き方、違う解決策が一般の人を変えるのではないかと思います。
【未記入】
特性を理解してもらった上での配慮や構造化と、本人自身のキャッチアップの線ひきがむずかしいと思った。