- 日時
- 2012年8月4日(土)
- 会場
- 新潟市総合福祉会館 大集会室
- 講師
- 東條 惠氏(新潟県はまぐみ小児療育センター所長)
- 参加申込者数
- 66名
- アンケート回収数
- 47枚(回収率 71%)
1.所属についてお尋ねします。
- 教師…10人
- 保護者…9人
- その他…8人
- 介助員…7人
- 保育士…5人
- 幼稚園教諭…3人
- 学生…2人
- 療育関係者…2人
- その他…11人
(施設・支援員パート…1人)
(支援員…1人)
(区役所児童福祉係…1人)
(生活支援員…1人)
(施設職員…1人)
(発達障害当事者…2人)
(家庭児童相談員…1人)
2.本講演会の情報をどこでお知りになりましたか。
- チラシ・ポスター…24人
- 知人に紹介されて…11人
- HP…2人
- その他…8人
(病院の先生から…1人)
(職場から…1人)
(学校から…1人)
(施設から…2人)
(スタンバイから…1人)
(当法人の研修担当から…1人)
(新潟サポステから…1人)
3.本日の講演会のご感想、ご意見などをお願いいたします。
【教師】
- 色々なことがよく分かった。反抗挑戦性障害についてもっと知りたかった。
- 自閉症スペクトラムの心の状態、周囲の対応について、より詳しく理解することができた。お話の仕方も親しみやすく、聴きやすい話しぶりで、まだまだ具体的な事をお聴きしたかったです。
- 基礎的な理解が進んだ。支援の方向性を考える上で参考になった。小学校高学年になると学力をどのレベルまで、どのようにつけてあげるか悩むところである。
- 改めて自閉症スペクトラムにある子ども達の生きづらさを感じました。そこにどのように接していけばいいか、社会性を伸ばし、うまく生きていく手立てを教え、息抜きをしていく方法も必要なのだなと思いました。
- 以前から聞いていたのですが、自閉症スペクトラムの意味が分かり、よかったです。該当する子がクラスにいるので、不安解消スペースを設置してみたら、校外にとび出すことがなくなり、少し安定しているかのように見えます。その子の保護者には同意を得てやっていますが、学習参観時には、そのスペースはとりはずしてほしいなど、なかなか周囲の目や現状をうけとめるまで(居直るまで)に時間がかかります。社会には、このような人(自閉症スペクトラム)がいること、いてもはずかしくないこと、社会みんなであたたかく接していこうという意識が広まっていけばいいと思いました。ありがとうございました。
- 良かれと思った指示・アドバイスでも、自閉症の子どもには厳しいことであったり、余計なお世話であったりすることもある。それぞれの子どもがどういう状況にあるのか、しっかりと把握する必要があるなと感じた。
【保護者】
- 孫が自閉症と7月21日に診断されて、目の前が真っ暗になりましたが、少しずつ療育する事で改善されていく事を知り、祖母として、気を付けることを学ばせて頂きました。まだ言葉も出ませんが、前向きにやっていきたいと思います。 (2歳2か月の男児です)
- 2歳の自閉症の親です。東條先生の話は大変勉強になりました。これからの子育てのことを考えると、不安になりますが、今日勉強したことを実践して頑張っていきたいと思います。
- 自分の行動などを考えていくと、今日のお話の中で対人関係障害や学んだ不十分な論理が自己完結の行動になっていることがよく分かりました。情報が不足、カットやシャットダウン等によることが原因であることがよく分かりました。自分の子ども(中学生)においてもいくつもの問題行動がある。この親との関わり方も含め、これからどう、この中学生と接していけばよいのか、まだ間に合うのか、考えていきたいと思いました。
- 専門的な内容や言葉があり、理解できない部分があった。どちらかというと、知的障がいのない人向けの話が多かったような気がします。いくつか具体的な事例も聞けて、今後の子育てに役立てたいと思います。
- 具体的な事例を織り交ぜた話で、聞き易かった。
- 本人の事をある程度理解しているつもりでいたが、まだまだ全然理解と知識がない部分も多く、大変勉強になりました。ただ理解した上でも、精神的に疲れてしまい、対応しきれない場面も多く今後の課題です。
- とても分かりやすかったです。
【介助員】
- 小学生の介助員という仕事から、子ども達の行動を多数派から見て、違った事をするという否定的な部分だけを見てしまいがちだったように思います。その子にも理由があるという事を理解し、その子の良き理解者として誤学習のないようにゆっくり落ち着いて話を聞き、たくさんの答えを伝えてあげることが大切なのかなと思いました。ありがとうございました。
- 初めての参加でしたが、大変分かりやすく仕事にも役立てられる内容で良かったです。
- 大変自閉症スペクトラムについて考え方、見方が分かってきたように思います。私は小学校の介助員をしていますが、私は今日の話を教師、介助員にしたいと思っていますが、東條先生の話をみんなで聞く事ができたら、考え方、接し方もこれ以上に良くなるような気がします。ありがとうございました。
- 自分の中の自閉的特徴を思って、少しドキドキしながら受講しておりました。情報を整理して、分かりやすく伝え、適切な支援が出来る様に、今回の講義を活かしたいと思います。ありがとうございました。
- 具体的な事例を多く紹介して頂きとてもわかりやすかった。次回も先生の研修があればぜひ聞きに来たいです。
- 少し早く、内容が濃かったが良かったです。もっといろんな事例を用いてしてくれたら、もっと解りやすかったかと思います。また、自閉症の研修があることを望みます。
【保育士】
- こちらでのセミナーは数回参加させて頂いています。今日の東條先生のお話も分かりやすく、勉強になりました。現場で生かせることも多くありました。ありがとうございました。
- 東條先生の話を楽しみにしていました。又次回も計画してほしい。
- うちの保育園にも気になる子がいて、先生の話を聞いていると、重なる部分が沢山ありました。「自分の事はわかるけど相手の気持ちはわからない」わからなくても、叩いたり押したりした時は、相手は嫌な気持ちになると、繰り返し伝えていかなければいけないと思いました。あと、怒る前に「怒った」と言えるよう私も話をしてみようと思います。
- 久々にこのセミナーに参加しました。自分自身、子ども達と関わる中でいろいろな子がいるので、勉強していかなくては・・と思っています。ありがとうございました。
- 自閉症について基礎的なところから学ぶことができ、日々の保育の中での疑問や不安を少し解消することができた。具体的な支援についてより詳しく学びたいと思った。
【幼稚園教諭】
【学生】
- 心の理論を軸としてのASDの理解が分かりやすかったです。MRや他の障害と区別が際立つ形で、ASDが包括的に把握できました。事例も面白く、大変勉強になりました。
- 今まで、「自閉症」という病気があることは知っていましたが、それがどんな病気であって、その病気の人達がどのような気持ちでいるのかについてはあまり知らなかったなと感じました。また、自閉症の人達を支援するには、周囲が手助けをしていく環境をつくっていくことも大事だと思いました。
【療育関係者】
- 自閉症スペクトラム、「心の理論」のことなど理解し易かったと思います。実際の例を挙げての説明は、自分が働いている職場でもなるほどと納得できるものが多くありました。自閉症者は、部分的なものは理解しやすく、全体的なものは理解しにくいというのは、働いている現場でも起こりうることが多くあると思いました。多数派と少数派の話も新たな発見でした。自分の中にも自閉症スペクトラムが多少存在していると思いました。
- 貴重なお話、ありがとうございました。就労施設で働かせていただいているものです。自閉症スペクトラムといわれている方が多く利用されています。TEACCHプログラムを取り入れていますが、まだまだ知識が乏しく、利用者さんに対する理解に至らない点が多くあるなと感じました。多くの事を学び、今後の支援に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
【その他】
- 仕事で毎日自閉症の方と接していますが、今日の話を聞いて、改めて気付かされたことも多く、勉強になりました。理解と支援の大切さも感じました。「心の理論の不調」を理解した上で支援していきたいと思います。
- 上手くハマった勉強法があれば成長するとおっしゃっていたが、支援の仕方にも当てはまる部分だと思った。また、例等もあり分かりやすかった。
- 東條Dr.の話はいつ伺っても関心深いものがあり、今回も分かり易く有益でした。自閉症の子と対峙できず、家では主従逆転しており、親から謝ってしまうケースを抱え、専門機関でも学校でも効果的な親へのアドバイスが「はいらない」家庭です。親トレができない、家族会にも助けを求めず、相談に終始しています。どうすればいいでしょう。その子(中3)は入院中です。退院後の関わりに悩んでいます。
- 詳しく分かりやすい内容でとても為になりました。また参加したいです。
- 施設で自閉症の方々の支援をしていますが、明日からの支援につながるヒントがたくさんもらえました。個人的に、5歳の息子に対しての子育てにも通じるものがあってためになるお話でした。
- 自身も語彙の多さの割には、語義や議用の適切な言語の用い方が間違いやすく、聞き漏らし、誤認知が多く、また相手に悪意のないつもりで放った言葉が多大な精神的ショックを与えたようで、それでその部分の記憶が解離したり不安だけがつのって、相談できたのが数ヶ月後で、解離のせいで、詳しい記憶もなくて解決できないなどの困り感でさいなまれています。ですが、先生のお話は、今私が抱いている不安の解決のヒントに繋げていけたり、今後の生活につなげていけそうだと思いました。
- 先生の本を読み、ぜひ一度直接お話をお聞きしたいと思っておりました。ありがとうございます。とても分かりやすかったのですが、時間が足りないと感じました。次回、また機会があればもう一度お聞きしたいと思います。また、資料は少し見にくかったと思います。(スライドも一部)
- 学習不足と誤学習の影響が豊富な事例とイラスト等で、よく理解できた。外国人的立場に立たされているというのも分かりやすかった。画一化からオーダーメイド教育へ。共通項の学習も大事だなと感じた。表現の大げさ感で誤解が生じるようだ。二極性ギャップを相手がどう受け取るのかという練習も必要。
4.その他、気づいたことがございましたらご自由にお書きください。
- 質問の時間がもっと欲しかった。
- 自閉症の人はそれぞれ症状や、状況が違いますので、これが良いと、はっきりしたものが無く、どうやって子を育てていけばよいのか、わからなくなる事があります。保護者や、療育関係者の方々の具体的な事例を、より多くお聞かせ頂ける場があればと思っています。
- 大変参考になりました。ありがとうございました。
- 多数派と少数派という考え方ができると一般的な理解が図られるのではと感じた。保護者支援或いは一般の保護者への発達障害に対する理解・啓蒙に利用してみたい。
- 会場が少し暑かったです...でも節電じゃしょうがないですかね...
- 土曜日開催で参加しやすかったです。
- PCの画面の色の工夫がほしかった。色が見えにくかった為
- ジョインや、ライズの活動内容をもっと詳しく教えて頂きたいです。
- 「自閉症」=オーティズムと一言で済まされないほど、その概念の奥深さを今日は感じました。講義を2コマに分けて、休憩を中間にとって欲しかったです。