- 日時
- 2008年6月28日(土)
- 会場
- 新潟市総合福祉会館 5F 大集会室
- 講師
- 永井洋一氏 (新潟医療福祉大学 医療技術学部作業療法学科 准教授)
- 参加者
- 69名
- アンケート回収数
- 47枚
1.所属についてお尋ねします。(複数回答あり)
- 教師…7人
- 保育士・幼稚園教諭…15人
- 保護者…16人
- 学生…2人
- 療育関係者…5人
- その他…3人
(カウンセラー…1人)
(介助員…1人)
(ボランティア…1人)
2.本セミナーの情報をどこでお知りになりましたか。
- チラシ・ポスター…26人
- HP…4人
- 情報誌…3人
- 知人に紹介されて…8人
- その他…6人
(職場から…5人)
(前回セミナーに参加して…1人)
3.本日のセミナーのご感想、ご意見などをお願いいたします。
【教師】
- 前回の学習会も参加させていただきました。今回はより深く感覚統合についての理解が深まりました。学校教育の現場で積極的に取り入れていきたいと思います。より多くの子どもたちや保護者の方にこの理論を広めていきたいと思います。個人的ですが、この6月より上越のOTの方中心に教員が集まり定期的な勉強会が始まりました。子どもの理解を深め、適切な支援ができることを目指した会です。
- 今まで、いくつか研修・講習会に参加してきましたが、今回のように感覚統合という話は聞いたことがなかったので、とても良かったです。また違った見方が出来そうです。
- 今までは問題行動・言語・社会性などの目に見えるものや、大人側からみた困った行動などに目が行きがちだったように思います。とても生きづらさを持った子どもたちの、本当の根っこの部分をもっと理解しなければならないなぁ…と思いました。
- 身体図式を作る感覚(触覚・固有受容覚・前庭覚・視覚)の話が良かったです。もう少し詳しく、じっくり具体例を上げていただけるような時間設定がされていると、欲張っていますが思ったことです。感覚統合のセミナーに参加させていただき、大変ありがとうございました。
- 子どもの不器用さを大人がどう捉えたらいいのかを分かりやすく教えてもらえました。身体図式を促す遊びの例、とても参考になりました。高学年の子どもたちを担任しているので、体の大きくなった子どもたちへの遊びを工夫してみたいと思います。
- とても分かりやすくて良かった。
- 専門的な話と具体的な遊びの話が聞けて大変参考になりました。
【保育士・幼稚園教諭】
- とても分かりやすく良かったです。
- 昨年も受講させていただき、分かりやすく学ぶことができたので、楽しみに今日のセミナーも受講しました。多数派の中でも感覚的に不器用な人、また自分も意識させられ、少数派の方たちの生きにくさを改めて感じることができました。
- 障がい児に対する先生の考え方、すごくナチュラルですてきです。
- 前回の時に参加できなかったのでとても楽しみにしていました。すごく分かりやすくお話していただいて勉強になりました。保育園では安全性の問題などで"遊び"でも規制されてしまうものも多く、取り組めないことがあるので残念です。
- 大変良かった。
- 現在療育の場で働いていますが、もっといろいろな遊びを取り入れていかなければ…と痛感しました。
- 分かりやすい内容で明後日からの仕事に役立ちます。
- 保育をするなかで、どうしたら…?とばかり考えてしまうことが多いので、これからはなぜそうなるのか??というところに注目して子どもと関わってゆけたらと思いました。
- 障害についての詳しい内容を学ぶことができました。現在受け持っているお子さんについて障害があるのかな?と思うところがあり、日々接しています。また2才ですが今日学んだことを参考に接していこうと思います。昨年は年長児でしたが思い起こすと今日のお話の中にあてはまる様なお子さんもいました。接し方のまずさを反省しています。
- 感覚統合による遊びを紹介していただいたことを取り入れてみたいと思いました。
- 今日はありがとうございました。「行動の問題」を別の視点から見ることができ、子どもたちにまた違った接し方ができそうです。
- 基本的なところから教えていただき、その子の関わり方が少し考えられるようになったように思います。
- 感覚統合がなぜ大切なのかということがとても良く分かりました。今後、その子に必要なものは何かという視点に立ち、その子自身が楽しめるもので、私自身が一緒にやる共同作業でやってみたいと思います。
【保護者】
- 我が子の不器用さ、職場で関わっている子どもへの関わり方に対して、たくさんのヒントを得ることができました。ありがとうございます。
- とても充実した内容だったと思います。説明も分かりやすかったです。
- 小5の男子の母です。最近子どもが「僕って運動神経ない?」と言ってとても消極的になり心配していました。そこである情報誌でこのセミナーを知り、もしかしたら何か分かるかも知れないと思い受講しました。永井先生のお話はとても分かりやすく「納得!」の連続でした。緊張して会場を訪れましたが、とてもリラックスした気分になりました。また永井先生のお話は聞いてみたいです。
- とても分かりやすく、これから関わっていくなかで為になりました。遊び方によってこんなふうに変化し、成長できるんだなぁとよく分かりました。
- 勉強になりました。私は発達障害かもしれない5才の子の母です。はまぐみへ通っていますが、まだハッキリ診断が出ていません。今日のお話を聞いて、これからの私の対応の仕方が少し分かりプラスに考えられる反面、思い当たる点が多く涙が出ました。でも何日かしたら落ち着いて前向きに生活したいと思います。
- 今日2回目の参加でしたが実技などがあり分かりやすかったです。うちの子(5才)は身体地図がなく、頭(丸を書いて)から手・足が出ている絵を書きます。運動が苦手な理由が少し分かった気がしました。又、今周りが「小学生になるんだからせめて名前だけでも書けるようにさせないとダメだ」と言われ少しまいっているのですが(やらせない私が悪いと…)、話を聞き、まだまだ持ち方も大人持ちではないのでそのことを話し理解してもらいたいと思います。全回も靴下をはいても下に下げる理由(足首の感覚がイヤ)が分かったように、今回もうちの子の行動の理由が少し分かったような気がします。ありがとうございました。
- 感覚統合を分かりやすく説明してくださっていたので、少しですが理解できたように思います。これからの子育てに今日から実行していきます。ありがとうございました。
- 行動には理由がある。自閉の子どもたちは、ちがう世界に住んでいる。とても重い言葉でした。今後の子どもとの関わりに役立てていきたいと思います。
- 子どものやっている行動が何でなのか、よく分かりました。
- すごく勉強になりました。ありがとうございました。
- 基本的な考え方で理解しやすかった。
- "固有受容覚""前庭覚"などよく分かりました。間に実際に私たちを動かせてみて(眠気もふっとびました)具体的に説明していただいたのが良かったです。なわとびの飛ばせ方も具体的に教えて頂いて参考になりました。男女による発達の違いについては先生は「性差はあります」と断言されましたが、我が子の場合違っていたし、本当にそうなのか資料があったら示して頂きたかったです。
※永井先生からメッセージをいただきました。
男女差については「平均すると」という言葉を冒頭に言うべきでした。
つまり、多数の自閉症児からデータをとって真ん中に来る数値を比較すると〜である、と明言しなかったので、「すべての子どもに当てはまる」と理解されたのではないか、と思います。もちろん、男児より発達の遅い女児もいれば、その逆もありますが、総じて言うとこのようなデータがある、と限定するべきでした。言葉足らずであったことをお詫び申し上げます。
- 非常に参考になりました。今後、子どもとの遊びのなかで取り入れていきたいと思います。先生のクリニックが開設されることを強く希望します。
- 具体的な遊び等が例としてあげてあり良かった。永井先生のお話はわかりやすく聞きやすかった。
【学生】
- 大学で先日、永井先生の講義を受けていたので良い復習になりました。今日のセミナーは一般の方向けに噛み砕いて説明していたので、分かりやすかったです。
- 授業でも感覚統合の話はあったが、ブランコに乗っている絵とか、段階付けの意味がよく分かった。感覚入力が途中で入ったので寝ずに聴けた。
【療育関係者】
- 大変勉強になりました。感覚統合はよく聞く用語ですが、専門の先生に系統立ててお話いただいて良かったです。
- 今日初めて永井先生のお話をお聞きしました。眠くなることは全くなく楽しくお話を聴くことが出来ました!私の身内がとても不器用で以前から気になっていました。言葉の理解はあるのに描くことに対する"自信のなさ・抵抗"があり、小学校に行った時が心配だと感じています。楽しんでできることを増やしてあげたいと思い関わっています。
- どんなところにつまづきがあり、どうサポートしていったらいいのかよく分かりました。
- とても楽しく、そして心の中にすとんと落ちていくお話でした。ありがとうございました。HowTo ではなく、どう捉えていったら良いのか、というお話や実際に療育のなかでやってみたいと思えることが多かったです。
- 実際の例を交えながらお話をして下さり、とても分かりやすかったです。途中で入るユーモアのあるところも楽しくセミナーに参加できました。ぜひ機会があったらまた永井先生のお話が聞きたいです。ありがとうございました。
【その他】
- 感覚統合で生きにくさを感じている子どもの大変さが知ることができ、良かったです。
- 永井先生の感覚統合の講演をお聞きするのは3回目ではあるが、忘れている内容もあって、私の場合6年間同じ子どもを見ているので新しい目線でまた支援出来るかなあーと明日からは少しリフレッシュした気持ちになれると思います。ありがとうございました。
- 自閉症の子に関わってはいないが、今後の参考にさせていただきます。
4.今後、聴いてみたい講師の方のお名前や内容などございましたらお書きください。
- 東條先生。発達障害専門のドクター。
- また永井先生。音楽療法(学童期の児童対象)の先生。
- また永井先生の講義を聴きたいです。実際の運動あそびの例をもっと沢山知りたい。
- 佐々木正美先生
- 自閉症基礎セミナー(10/18)稲月まどか先生
- 身体の動きを理解し、柔軟に動かせるようにするために援助について。身体の緊張のほぐし方、逆に力の入らない個に対しての援助について。
- 永井先生が実践されている様子を見せていただきながら、より具体的な取り組みを勉強したい。
- 専門職の方々よりも、保護者の方の体験談をじっくり聴いてみたいです。
- 具体的に目で見てわかる、理解できる絵やカードの作り方を教えて欲しいです。
- 感覚統合の作業療法士の方の実際の話をきいてみたいです。
- 元木戸病院ST飯島弘子さんの話
- ともに療育センター(香川)の川嶋先生(たしか)
- ぜひまた永井先生のお話が聴きたいです!
5.その他、気付いたことがございましたらご自由にお書きください。
- 駐車場のある会場でありがたかったです。余裕ができたら行事のボランティアに参加したいです。
- ステキな写真と体を動かしてみること、大変良かったです。
- 大変有意義な研修でした。正直研修費が高いな…と足踏みしてしまいましたが、それだけのそれ以上の価値がありました。ありがとうございました。
- 質問をプリントに描いてもらって答えてもらうやり方はとてもいいと思いました。感覚統合の第2回目をしていただいてとても良かったです。(前回来られなかったので)助かりました。いろいろありがとうございました。
- 親としてはセミナー参加者の教師・保育士の方々の様に理解してくださる方が子どもの身近にいてほしい。理解してもらえる、わかってもらえることが第一歩。とても大切です。そして難しいです。
- 質疑応答では、とても具体的で分かりやすい説明が聞けて良かったです。保護者によく排泄のことで聞かれることが多いですが、発達の視点からのお話は初めて聞いて納得でした。脳の発達・環境とちらも考慮してアドバイスしたいと思います。
- 私は新潟市立ひしのみ園で保育士として働いています。ぜひ永井先生から研修に来て頂きたいと思いました。
- パソコンのカチャカチャの音がすごく気になりました。
※聴覚障害のある方のためにPCノートテイクが入っていることを、アナウンスするべきでした。申し訳ありませんでした。