2023年度(令和5年4月1日〜令和6年3月31日)事業計画


1. 児童福祉法に基づく障害児通所支援事業

保育所等訪問支援「カーム」 2019年5月開設

 アウトリーチである保育所等訪問支援は、環境統制された通所支援施設を利用されるお子さんと、一般の社会(保育所等)で観られるお子さんの様態の違いを直に受け止めてきた。このことから計画相談事業所や児童発達支援事業所との連携会議を持つことの大切さを痛感している。
 カームは開設から5年目に入り、昨年度同様の支援回数(延べ265回)を維持することを目標に、療育力の底上げのためにも尽力し続ける1年としたい。

2. 総合福祉法に基づく障害者通所支援事業

就労移行支援 ワーキングサポートセンタースタンバイ 2012年10月開設

 令和4年度スタンバイの平均利用者数は12.5名、就職者数は5名。利用登録者数は令和3年度から横ばい状態(14名)が続いている。新潟市中央区に開設されている就労移行支援事業所は15箇所。新潟駅周辺に多くの移行支援事業所がひしめく中でスタンバイは交通の利便性では競えないが、通所のため移動に費やす時間と体力そして、公共交通利用時に必要なマナーの習得等、発達障がいのある方たちにとっては日々の習慣として身に付けることができる利点がある。働き続けるうえで必要な基礎体力を蓄えることにつながるので、これからもスタンバイは、この地域に根を下ろし続けたい。
 開設から11年目。これまで積み重ねてきたノウハウ(生活技能・職業技能訓練と職業生活を支えるための教育、評価)を維持していく。
 また、今年度は発達障がいを持つ本人自身の特性理解と医療(担当医師)との付き合い方などを直接専門医から学べる学習会を開催する。

就労定着支援 ワーキングサポートセンタースタンバイ 2019年10月開設

 今年度4月の立ち上がり定着支援利用登録者は20名。今年度内に7名が順次、定着支援利用期限を迎える。月に1回以上の面談や職場訪問の他に、年に2回スタンバイ定着支援利用者交流会を開催し、前回の交流会から続く自身の立てた目標の達成度合いや次期目標計画の発表などを通じて、仕事へのモチベーションを高める機会を提供していく。また、移行支援の行事である「OB交流会」に積極的に参加していただき、自身の実経験を通してこれから就職をする方たちへの助言と情報交換会を実施する。

3. 自閉症に対する正しい理解を啓める事業(広報啓発事業)

4. 自閉症児・者の本人、家族及び関係者に対する相談、情報提供事業

5. その他の事業

 なし