2022年度(令和4年4月1日〜令和5年3月31日)事業計画


1. 児童福祉法に基づく障害児通所支援事業

保育所等訪問支援「カーム」

 平成31年5月に開設してから4年目となるが、保育所等訪問支援の利用についての理解が関係各所において浸透しているとは言い難い。
 ライフステージの切り替え時期である就学を迎え、受け入れ先となる学校教育現場では、コロナウィルス蔓延防止対策から、参観受け入れも難しい状況が続き、カームの支援は稼働することが適わない時期であった。児の成長発達が著しい「時」を逸しないためにも、代替えによる支援提供サービスとの併用で、自閉症児一人ひとりに合った個別の支援を提案し、家庭の中でも実践可能なツールの紹介、地域資源の情報提供の発信など、丁寧な情報提供に努めていく。

2. 総合福祉法に基づく障害者通所支援事業

就労移行支援 ワーキングサポートセンタースタンバイ

 ここ数年、新潟市中央区において移行支援事業所の開設が相次ぎ、当事業所の利用を希望される方の減少が続いている。利用者を増やすことが早急の課題。
 スタンバイ開設以降、利用者の多くが一般高校、大学あるいは専門学校を経てつながる進路に変わりはないものの、現在利用される方たちの多くが、就労移行(職業準備)の期間として心身両面において2年間では不十分な方が増えている。
 身だしなみに始まる身辺自立や衛生保持等、社会に容認される行動を習慣化するための生活スキル訓練を中心に据えて支援を実施し、職場への就職へつなげていく。

就労定着支援 ワーキングサポートセンタースタンバイ

 就職された方たちが6か月職場定着してからの利用が可能となる定着支援。その条件をクリアされた方たちが引き続きスタンバイの定着支援を希望される。
 1か月に1回以上の面談もしくは職場訪問によるサポートは、発達障害を持つ方たちに不可欠な支援であることを確認している。
 また、スタンバイでは、定着支援利用されている方たちの交流会を2か月に一回の割合で実施。ご自身の職場の業務や日常生活における課題を振り返り(PDCA)、目標計画を立て、次の交流会で実行結果の発表、新たな目標の設定をする。そして、また、実行計画を立て次回に備える。最も苦手とする人との「やり取り(送受信)」の力を補完し、継続的にコミュニケーション力を身に着けられる機会の提供と、余暇の過ごし方の提案と実際の活動も併せて行う。

3. 広報啓発事業

4. その他の事業

 なし